魚梁瀬森林鉄道西谷支線跡の遺構探索

2016.03.06

|Category: イベント報告

高知人文社会科学会 2015年度公開シンポジウムの一環として、中山を元気にする会と、中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会がシンポの翌日、3月6日(日)に企画した「魚梁瀬森林鉄道の遺構を訪ねる」モニターツアーは、天候の関係で、奈半利町・田野町の林鉄遺構や文化財を巡るコースは実施されたが、北川村西谷支線を探索するコースは、高知県観光コンベンション協会よりストップがかかり実施されなかった。

しかし、県外からシンポに出席をされ方で西谷支線跡を是非見たいという申込みがあり、個人的な取扱として中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会の矢田副会長、清岡会長の案内で3名の方を案内した。

—————9:00 田野町ふれあいセンター(出発)-西谷事業所跡-木橋ーインクライン跡-馬路さま祠-切通や素掘りの隧道跡-長山橋脚跡-加茂隧道-立岡桟道-田野駅-ふれあいセンタ(着)—————-

素掘りの隧道跡(西谷支線)
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調査がまだ十分なされていないので詳しい事が分かっていないが、洞窟の一部を素掘りして森林鉄道の隧道として使用していたのではないかと思われる。この隧道の周辺には軌道跡の石積みも多く残っている。

切 通 し(西谷支線)
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切通しが連続して続き、その先に隧道がある。

長山橋脚跡(西谷支線)
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本線(魚梁瀬森林鉄道奈半利川線)より西谷支線に入って直ぐの場所にある。

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高知大学森林鉄道シンポジウム開催される

2016.03.05

|Category: イベント報告

3月5日(土)午後1時より、高知県安田町正弘の集落活動センターで「魚梁瀬森林鉄道を通じた地域再考と地域振興」というテーマで、高知大学人文社会科学会主催によるシンポジウムが開催された。

第1部では、岩手大学の脇野博先生から、日本の森林鉄道の展開や衰退について、高知大学の赤池慎吾さんからは魚梁瀬営林署を中心とした国有林のこれまでの木材生産の状況等について基調講演が行われた。

第2部は、中芸地区森林鉄道遺産を保存活用する会の清岡博基から、魚梁瀬森林鉄道のこれまでの取り組み報告がなされ、それをうけて 安田町ふるさと応援隊の中村茂生さんから、これからの集落活動センターなかやまを拠点とした魚梁瀬森林鉄道の保存と活用への取り組みについて提案がなされた。
また、高知大学の岩佐光広先生からは現在行っている林鉄の聞取り調査報告、高知県立大学の飯高伸五先生からは北川村での林鉄遺構を活用したフィールドワーク教育の取り組みが報告された。


また、シンポ会場の隣では、県内の森林軌道の写真展が開催され、それぞれ取り組みをしている団体の情報交換も行われた。
あわして新聞で呼びかけた昔の林鉄関係写真提供には、多くの写真が持ち込まれ、スキャニングとデーター保存を行った。


当日のシンポには、予想をはるかに超す140名の出席があり、会場に入りきれず、廊下にあふれるほどであった。
高知大シンポ

高知人文社会科学会 2015年度シンポジウム会場(集落活動センターなかやま)IMG_1642
プログラム(13:00-17:0)
「第1部」基調講演1 脇野博(岩手大学教育推進機構)日本における森林資源開発と森林鉄道の展開・衰退
     基調講演2 赤池慎吾(高知大学地域連携推進センター)国有林経営における魚梁瀬林業の位置づけ
「第2部」地域と関わる活動の報告
     清岡博基(森林鉄道遺産を保存・活用する会会長)魚梁瀬森林鉄道保存・活用のこれまでの取組
     中村茂生(安田町ふるさと応援隊)集落活動センター中山の魚梁瀬森林鉄道観光活用拠点化に向けての試み
     岩佐光広(高知大学人文学部)高知大学による魚梁瀬森林鉄道に関する調査について
     飯高伸五(高知県立大学文化学部 林鉄遺構を活用したフィールドワーク教育ー北川村での取組から

高知県内の森林軌道写真展会場(集落活動センターなかやま)
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=== 展示森林軌道 ===
・黒尊林道(四万十市) ・大正林道(四万十市) ・長沢林道(いの町) ・伊尾木林道(安芸市)

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